いろんなことを計算して…2
今いったように、どんな柱でもくせがある。
見た目にわかるかわからないかぐらいの微妙なものだが、反りがある。
そんなときは、反ったほうが互いに向かい合うように立てるものだ。
こうすると、四隅の通し柱が張り合うので丈夫になる。
わずかな心遣いだが、そんな小さなことがベッド 通販を置いたりする家の丈夫さ、強さを左右する大事なところになる。
私らはそんなことを計算に入れて、部材を仕入れるとき、通し柱にうってつけだと思う柱に目をつける。
目につくほどの反りがあってもいけない。
もちろん、でくのぼうでは困る。
部材選びの勘ってやつだろう。
ただ、そんな芸当を経験の浅い若い者に要求するのは無理だろう。
およそ、昨今の大工は木をじっくりと腰をすえて眺めるということをしなくなった。
木をじっくり眺めていれば、木の力を存分に発揮させるにはどうしたらよいか、木のほうが教えてくれて、おのずとわかってくるものだが……。