人も動物も夢を見る
レム睡眠は動物に共通のものだという認識から出発し、ベッドで眠るヒトも動物の一員にすぎないと考えるなら、レム睡眠が夢見を伴うという面をあまり重視しなくてもかまわないことになります。
こうしてみると、鳥類と哺乳類とを通してこの二様構造の睡眠がひろく行きわたっているのは感銘深いことで、その目的は何だろうと好奇心がわいてきます。
該当する動物すべてに等しく当てはまる単純明快な説明が、何かなければなりますまい。
多くの研究者がよい手がかりだと考えたのは、二種類の睡眠状態が交互に入れ替わるという睡眠パターンは恒温動物だけに見られる、という事実です。
変温の(つまりいつも高い体温を保てるとは限らない)爬虫類は、たいへん単純な変化のない睡眠状態を示すようです。
ですから、レム睡眠は温血の哺乳類と鳥類の特殊な要件に応えて進化したらしいのです。