ホットミルクの悲劇2
コーヒーを飲むと、なぜか後頭部が、かあーっと熱くなる。
今この場所で、私一人が興奮してはならない気がした。
彼は?と見れば……すでに半分に減ったカップの中身はまぎれもなくコーヒー。
大人だ……。
彼の後頭部はだいじょうぶなのだろうか。
あるいは私もいっしょに興奮すべきか。
いや、みょうに背伸びするよりは、ここは、いつものペースで少女らしく……、
「ホットミルクください」と明るく声をだした。
私は、そのいきおいで彼にも、
「クリーム、入れてないの?お砂糖も?それ、ブラックっていうんでしょ。私もミルクにお砂糖は入れないの。ホワイトっていうのかな……ふふふ」
と自分でもわけのわからないことを一気にしゃべっていた。
「……アハ……」A型の彼は、アハから先へはのってこない。
う~ん、このあたりの彼のノリから何かを感じ取れればよかったのに…と思います。