豚丼!豚丼!!
"開墾のはじめは豚と一つ鍋"
明治16年、依田勉三が晩成社を結成してはじめて帯広に鍬をおろした。
当時の開拓は大変だったろうな…そんなことを思いながら豚井をほおばっている。
甘辛のしょうゆタレをつけて網で焼いた豚肉が井からはみだしている。
実にシンプルな丼だがしょうゆと肉汁がしみこんでこれがまたうまい。
元祖が食べたくて札幌ツアーから外れてきた甲斐があった。
昭和7年からやっているという〈元祖ぶたどんのぱんちょう〉のおカミさんうめさんの「いらっしゃいませ」という笑顔がまたいい。
ちなみにぱんちょうは中国語「飯亭」からとった名前で食堂という意味らしい。
ボリュームいっぱい万歳。
豚井で腹が膨れたところで帯広の開拓者魂を求めて街を歩いてみた。
帯広駅から北へ歩いて十分足らずで中央公園に着く。
ここにはなんと宮沢賢治の「慶十公園林」の詩碑があった。
さらに北へ歩き国道38号を越えて行くと十勝川に着く。
十勝大橋を渡ると川向こうは音更町だ。
真っ白い雪原に青い川がゆっくり流れている。
遠くの山々は白くかすみ、川から吹き上げてくる風はかなり冷たい。
橋のたもとには十勝大橋の竣功に力を注いだ〈十勝川治水の父斉藤静脩〉の碑がある。